施設と資源と城郭施設 ![城](castle_icon.gif)
各施設の具体的な効果をご紹介します。応用方法については、「内政施設と政策の組み合わせ」をご覧ください。資源と城郭施設はパワーアップキットの内容です。
内政施設と上限の関係
内政施設の効果は、適正Fの状態の上限が基準になっています。適正が3段階上がれば、上限が適正Fの時の2倍になり、適正が6段階上がれば、上限が適正Fの時の3倍になります。
適正Fの時の上限も、300未満の区画もあれば、400以上の区画もあります。同じ城下町でも、区画によって差があります。適正1段階で上限+100くらいなのですが、上限の高い区画ほど適正を上げた時の上昇量が大きくなります。
システムの詳細を知りたい方は、ページ下部の調査結果をご覧ください。
内政値と収入
金銭収入(月) = 商業 × 0.3 × 収入設定 + 特定施設
収穫(年) = 石高 × 4 × 収入設定
収入少ない=0.7、収入標準=1、収入多い=1.3
特定施設収入 F=45 E=60 D=75 C=90 C=105 B=120 B=135 A=150 A=165
石高と商業の内政値が1000の場合、年間金銭収入は3600で、年間兵糧収入は4000です。米相場を考えても、農業施設の方が得です。合戦で忙しい上級は特に、区画の拡張は農業施設を優先させるのがおすすめです。
「農産市」や「演舞場」のように、商業施設以外から金銭が得られる施設もあります。適正によって収入が上がるのですが、その金額は商業で収入を得た場合の半額で、内政値による人口増加の効果も得られません。他の施設をおすすめします。
資源について
資源は、ある程度出現しやすい城と種類が決まっていますが、最終的にはゲーム開始時にランダムで決まります。特定の城に特定の城郭設備がどうしても欲しい場合などは、初めからやり直せば出ることがあります。
資源とそのおすすめの使用先は次の通りです。
海産 → 不使用
木材 → 不使用
特産 → 商業施設の交易所 or 不使用
名所 → 商業施設の宿場
温泉 → 兵舎施設の湯治場
鉄 → 兵舎施設の刀蔵
水源 → 城郭施設の兵糧庫
鉱脈 → 城郭施設の鋳造所 or 不使用
馬 → 城郭施設の馬場 or 不使用
商業港 → 城郭施設の御用商館
軍港 → 城郭施設の造船所
商業施設
市 …………………… 商業の開発速度が上昇する
├茶室 ……………… 区画の商業適正が+2、創造性が+5
│└黄金茶室 ……… 区画の商業適正が+4、創造性が+10
├米問屋 …………… 人口増加が+10人前後、兵糧が安く買える
│└米会所(水源) … 人口増加が+25人前後、兵糧がより安く買える
├鍛冶場 …………… 区画の商業適正が+2、所属部隊の強攻の威力が上昇する
│├鉄砲鍛冶(鉄) … 区画の商業適正が+4、鉄砲が安く買えるようになる
│└工房 …………… 区画の商業適正が+4
│ 所属部隊の強攻の威力がより上昇する
├採掘場(鉱脈) …… 隣接区画の兵舎適正が+2、鉱山収入が+50
├三斎市 …………… 区画の商業適正が+3
│├交易所(特産) … 区画の商業適正が+5、隣接区画の商業・兵舎適正が+1
│├替銭屋 ………… 区画の商業適正が+5、隣接区画の商業・農業適正が+1
│└六斎市(特産) … 区画の商業適正が+6
└宿場(名所) ……… 区画の商業適正が+5、人口増加が+20人前後
施設単体で最高の効果が得られるのは「宿場」です。隣接区画の多い区画では、商業施設で「替銭屋」、農業施設で「果樹園」を建設するのがおすすめです。
農業施設
入会地 ……………… 石高の開発速度が上昇する
├狩場 ……………… 効果所属部隊の攻撃力が上昇する
├寺 ………………… 区画の農業適正が+2、創造性が−10
│└本山 …………… 区画の農業適正が+4、創造性が−20
├漁村(海産) ……… 区画の農業適正が+2
│ 隣接区画の農業・商業・兵舎適正が+1
├農産市 …………… 区画から金銭収入
│├機織所(特産) … 区画から金銭収入、隣接区画の商業適正が+2
│└特産市(特産) … 区画から金銭収入、人口増加+20人前後
├庄屋 ……………… 区画の農業適正が+2、隣接区画の農業適正が+1
│└馬借 …………… 区画の農業適正が+4、隣接区画の農業・兵舎適正が+1
├灌漑水路 ………… 区画の農業適正が+3
│├果樹園 ………… 区画の農業適正が+5、隣接区画の農業・商業適正が+1
│└貯水池(水源) … 区画の農業適正が+6、凶作の被害を軽減する
└製材所(木材) …… 区画の農業適正が+5
建設、改修、拡張、変更期間が短くなる
基本的には、商業施設で「替銭屋」、農業施設で「果樹園」を建設するのがおすすめです。常備兵に特化するなら、「馬借」も良いです。
兵舎施設
工匠館 ……………… 兵舎の開発速度が上昇する
├湯治場(温泉) …… 区画の兵舎適正が+5、兵数の回復速度が上昇する
├教会 ……………… 区画の兵舎適正が+2、創造性が+10
│└大聖堂 ………… 区画の兵舎適正が+4、創造性が+20
├神社 ……………… 最大民忠が+2、所属部隊による包囲が効果的になる
│└八幡宮 ………… 最大民忠が+5、所属部隊による包囲がより効果的になる
├庭園 ……………… 隣接区画の兵舎適正が+2、毎月の民忠回復量が+1
│└大庭園(名所) … 隣接区画の兵舎適正が+3、毎月の民忠回復量が+2
├厩舎(馬) ………… 軍馬が安く買えるようになる
│└牧場(馬) ……… 区画の兵舎適正が+3、軍馬がより安く買えるようになる
├演舞場 …………… 区画から金銭収入、人口増加が+10人前後
│└能楽堂 ………… 区画から金銭収入、人口増加が+20人前後
└練兵場 …………… 区画の兵舎適正が+2
└刀蔵(鉄) ……… 区画の兵舎適正が+5
資源があったら優先的に「湯治場」「刀蔵」を建てて、隣接区間に農業施設の「馬借」を建てると良いです。それ以外では「大聖堂」が良いのですが、創造性を上げたくない場合は「八幡宮」がおすすめです。人口2万人の城なら民忠+5で領民兵が200人増えるので、兵力の面でも悪くないです。
城郭施設
施設(資源) | 内政値 | 効果 |
兵糧庫 (水源) | 石高2000 商業 550 兵舎 750 | ・対包囲+1、収穫が3割増加 ・所属部隊の腰兵糧の消費量が減少する ・米会所と貯水池の数に応じて収穫+6% |
御用商館 (商業港) | 石高 750 商業2000 兵舎 500 | ・金銭収入が3割増加 ・人口増加+30人前後 ・堺の商品が頻繁に来訪するようになる |
馬場 (馬) | 石高1750 商業1000 兵舎1000 | ・年に1回、軍馬が納入される ・騎馬を配備した所属部隊の攻撃力が上昇 ・牧場の数に応じて効果が上昇 |
鉄砲蔵 (鉄) | 石高1000 商業1500 兵舎1000 | ・対強攻+1、年に1回鉄砲が納入される ・鉄砲を配備した所属部隊の攻撃力が上昇 ・鉄砲鍛冶の数に応じて効果が上昇 |
湯殿 (温泉) | 石高1500 商業1000 兵舎1000 | ・所属武将の病気が治りやすくなる ・所属部隊の攻撃力が上昇する ・湯治場の数に応じて効果が上昇 |
鋳造所 (鉱脈) | 石高 750 商業2000 兵舎 500 | ・対包囲+1、焼討への耐性が上昇する ・最大民忠+5 ・替銭屋と採掘場の数に応じて最大民忠+1 |
造船所 (軍港) | 石高1000 商業1500 兵舎1000 | ・所属部隊の遠海での移動速度が上昇する ・所属部隊の海戦での能力が上昇する ・常備兵が25%増加 |
仏堂 (なし) | 石高1750 商業1000 兵舎1000 | ・保守の武将のいる所属部隊が強化される ・最大民忠が+5 ・本山の数に応じて最大民忠+1 |
礼拝堂 (なし) | 石高1000 商業1750 兵舎1000 | ・創造の武将のいる所属部隊が強化される ・最大民忠が+5 ・大聖堂の数に応じて最大民忠+1 |
茶庵 (なし) | 石高1750 商業 0 兵舎1500 | ・中道の武将のいる所属部隊が強化される ・最大民忠が+5 ・黄金茶室と大庭園の数に応じて最大民忠+1 |
城郭施設は、基準となる内政値を全て超えなければ、例え資源を持っていても建設できません。区画数の少ない支城では、城郭施設は最初から無理です。
特定の内政施設の数によって効果が上がる城郭施設もありますが、ほとんどが同じ資源を使います。1つしか資源がないなら、城郭施設を優先させた方が効果が大きいです。
適正と上限の詳細
開発における農業・商業・兵舎の上限は、区画の適正によって変化します。この適正と上限の仕組みを解明しましたので、ご紹介します。
適正の最低がFで、EDCと順番に高くなっていくのですが、その上昇量を図解したのが下です。適正Fなら■3つ分のように、■が基準の単位になります。施設建設による上昇量が□です。
FFFEDCCBBAAS
適正E→D ■■■■□
適正F→B ■■■□□□□□
単位となる■1つの上限は区画によって異なりますが、100前後です。仮に■が100とすると、E適正の区画では上限400で、施設で適正Dに上げれば上限500になります。施設によっては、5段階上がるものもあります。
単位となる■は、100未満の区画もあれば、140を超える区画もあります。同じ城下町でも差は存在し、場合によっては適正Aの区画よりも高い適正Bの区画も出てきます。内政にこだわるなら、適正の上がる施設は基礎単位の高い区画に建設して、人口増加などの施設は基礎単位の低い区画に建設すると良いです。
アルファベットの適正が1段階ずつになっていないのが、分かりにくさの原因です。このページでは、調査した各施設の効果も掲載してありますが、アルファベットが1つしか変化しなくても、実際は2段階上がっていることもあります。
計算方法
システムの詳細を自ら確認したい方は、次のように計算してください。
まず、施設の建設後と建設前の上限から上昇量を計算します。次に、建設前・上昇量・建設後の3つの数字を、最大公約数で割ります。計算ミスがなければ、最大公約数は90から150くらいになります。下の例では、最大公約数は96です。この最大公約数がその区画の単位となり、大きい区画ほど施設を建設した時の効果が高いです。
建設前 上昇量 建設後
上限 768 + 288 = 1056
段階 8 + 3 = 11
この例では、この施設で上限が3段階上がることが分かります。ただ、一々計算するのは面倒ですので、このページが役に立つと思います。
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